「リモートでチーム開発をしたい!」と思ったときに抑えるべき本5選
チームで開発すること自体が難しいですが、そこに「リモート」という要素が入ってくると、難易度が格段に上がると認識しています。
今回は、リモートワークやチーム開発といったことに対して有用な書籍を紹介したいと思います。
Re:motto開発陣チョイスの5選
私達はRe:mottoの開発を行うにあたり、Re:mottoとGitHubを利用してリモートで開発を行っています。 ただし何の知識もないままリモート開発を行っているわけではなく、前提として「チーム開発体制」と「プロダクトに関する認識」をある程度、共通認識として抑えています。
そんな私達が共通認識を持つ際に役立った書籍を中心に書籍を選定いたしました。
1. Team Geek
Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
- 作者: Brian W. Fitzpatrick,Ben Collins-Sussman,及川卓也,角征典
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2013/07/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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チーム開発と言えば真っ先に上がるのが、オライリー・ジャパンから出版されている、この名著ですね。
この書籍を読むことで、自分たちはチーム開発を行う際の心構えなどを身に着けました。
この本で紹介されている「HRT」は、チーム開発を行う人であれば絶対に抑えておきたい心構えの一つとなると思います。 ちなみに、Humilit(謙虚)、Respect(尊敬)、Trust(信頼)の頭文字から来ています。
リモートワークか否かにかかわらず、チームで開発を行う人でまだ読んでいない人は是非とも読んで欲しいと思います。
2. チーム開発実践入門
チーム開発実践入門 ~共同作業を円滑に行うツール・メソッド (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 池田尚史,藤倉和明,井上史彰
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/04/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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技術評論社から出ている、WEB+DB PRESS plus のシリーズのうちの1つ。
もしGitやCIツールを使わずに、チーム開発をしていて、チーム開発が苦痛になっているのであれば、まず最初はこの本を足掛かりに少しずつ要素を取り入れるべき。
ただし、チーム開発のためのツールのHow to本であることに注意。
3. Running LEAN
Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)
- 作者: アッシュ・マウリャ,渡辺千賀,エリック・リース,角征典
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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またしてもオライリー・ジャパンから出版されている本ですね。
こちらの本からの知識で、プロダクトを作る際にMVPを心掛ける様になりました。
MVPとは、「Minimum Value Product」の略で、「実用最小限の製品」と言う和訳が当てられています。
新規のプロダクトを創り出す際の手助けとなる1冊です。
4. スクラム実践入門
スクラム実践入門 ── 成果を生み出すアジャイルな開発プロセス (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 貝瀬岳志,原田勝信,和島史典,栗林健太郎,柴田博志,家永英治
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/03/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こちらも技術評論社から出ている、WEB+DB PRESS plus のシリーズのうちの1つ。
チーム開発という言葉をより具体的に表したときの、その一つが「スクラム」に値すると思います。
本書は数あるスクラムの本の中でも、程よい分量スクラムの知識と導入事例をまとめている良書です。
メンバー間で言葉の定義がしっかりしていると、コミュニケーションに齟齬が生まれにくくなるので抑えておくのがベターだと思っています。
5. 強いチームはオフィスを捨てる
強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」
- 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,高橋璃子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/01/24
- メディア: 単行本
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Ruby on Rails で有名な、37signalsのジェイソン・フリード氏の著作。
「オフィスを捨てる」と有るように、リモートワークの時代が来たこと、リモートワークに対する誤解、 必要なツールなどの内容を取り上げています。
もしリモートワークやリモートで開発をすることに不安や抵抗があるのであれば必見です。
Re:mottoがリモートで開発されている背景には、この書籍からの影響によるところが大きく、 サイドプロジェクトとしてメンバーが無理なく開発を続けることが出来ています。
まとめ
以上が、「リモートでチーム開発をしたい!」と思ったときに抑えるべき本5選となります。
「リモートワークを始めてみよう!」という気持ちだけでは中々難しいと思うので、気持ちの次に必要な知識や知見を是非とも今回挙げた書籍で抑えてみてはいかがでしょうか?
上記の本に馴染みが深く、「リモートで開発出来るならRe:mottoの開発に混ざっても良いかなぁ」と思えた方がいらっしゃいましたら、下記のリンクからお問合せをお願い致します。
https://docs.google.com/forms/d/1Xq9t7I68uXJTm7gDpT6zRfXhyhZzCWNj-IuXamB-f0A
また合わせて、Re:mottoに...な機能が足りない!バグがある!などのお問合せも上記のリンクから受け付けております。